国民の救急業務・救急医療に対する正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に、毎年9月9日を「救急の日」、救急の日を含む日曜から土曜までの一週間を「救急医療週間」と定めています。
令和3年の和歌山市における救急車出動件数は前年より704件増加の18,925件、搬送された方の人数は前年より803人増の17,335人でした。
そして、搬送された方のうち、59.8%の方は入院を必要としない軽症者でした。
新型コロナウイルス感染者拡大の影響で、現在救急医療がひっ迫しています。
和歌山市消防局では、8月15日~8月21日の一週間における救急搬送困難事案※が統計開始以来最多の21件に達するなど、大変厳しい状況が続いています。
※救急搬送困難事案:救急隊による「医療機関への受入れ照会回数4回以上」かつ「現場滞在時間30分以上」の事案
救急車や救急医療は、限りある資源です。
本当に必要とする人のために、救急車の適正利用にご協力をお願いします。
※ただし、次のような症状がみられる場合は迷わず119番通報をして救急車を呼んでください。
・ろれつがまわりにくく、うまく話せない。
・突然片方の手足に力が入りにくくなった。
・胸が締め付けられるように痛い。頭が割れるような痛み。今までに経験したことのないような痛み。
・息苦しい。呼吸がしにくい。
・意識がない。けいれんを起こしている など
救急車を利用するほどではないけれど、どこの病院に行けば良いかわからない時等には、次の救急医療情報をご活用ください。
◆和歌山県救急医療情報センター
どこの医療機関を受診すればいいのかわからないとき、24時間体制で最寄りの医療機関を案内してくれます。
電話:073-426-1199
◆子ども救急相談ダイヤル(#8000)
子どもの急病で判断に迷った時に。
相談日時
平日 午後7時から翌朝9時まで
土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日まで) 午前9時から翌朝9時まで
携帯電話、プッシュ回線 #8000
ダイヤル回線、IP電話等 073-431-8000
◆和歌山市夜間・休日応急診療センター(夜間・休日に急に起こった病気の診察)
夜間・休日に診察が必要な場合は、和歌山市夜間・休日応急診療センターを御利用ください。
電話番号 073-425-8181
(歯科)電話番号 073-428-3588
◆こどもの救急
生後1カ月~6歳までの子供を対象に、夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安を提供しています。
厚生労働省研究班・公益社団法人 日本小児科学会により監修されてます。
◆全国版救急受診アプリ「Q助」
消防庁が提供しているサービスです。緊急度判定を支援し、利用できる医療機関や受診手段の情報を提供してくれます。
スマホ版のアプリと、Web版のアプリがあります。
和歌山市消防局にて開催される救命講習会では、胸骨圧迫やAED(自動体外式除細動器)の取扱いなど応急(救命)手当の知識・技術を習得することができます。