防災の日の9月1日(金)を含む8月30日(水)~9月5日(火)の一週間は「防災週間」です。
地震、台風等の自然災害について認識や理解を深め、それに対する備えを充実・強化させるために制定されました。
災害に備えるには、災害について知ること、日頃から考え話し合うことが大切です。
ご家庭、地域でできる「防災」について、この機会に話し合ってみましょう。
「防災の日」はかつて関東大震災が発生した日であることから9月1日に制定されました。
今年は関東大震災発生からちょうど100年になる節目の年です。
改めてご家庭や事業所の防災対策を見直してみませんか?
1.防災に関する講演会や訓練に参加する
全国各地で防災に関する講演会や防災訓練、防災関係のイベントが開催されます。
実際に経験をされた方の話や専門家の話を聞けるチャンスです。
2.災害に関する資料を調べる
国や自治体等から防災に関する資料が数多く公開されています。
市民向けに読みやすくまとめられたものから本格的な資料まで様々あります。
1.非常持出袋や備蓄品を用意する(すでに用意している方は中身をチェックする)
「うちもそろそろやらないとな…」でそのまま終わっていませんか?
災害はある日突然やってきます。
もし用意がまだの方はこの機会にぜひ用意してみましょう。
すでにご用意されている方は、定期的に中身を点検していますか?
一度用意して安心したまま長期間置いていると、賞味期限や使用期限が切れてしまっていることも…
定期的に中身を入れ替えて、いつでも使用できる状態にしておきましょう。
2.家具を固定する
1995年の阪神淡路大震災では、家具や倒壊した自宅の下敷きになり命を落とす方が多くみられました。
また、大きな地震発生後は津波から身を守るためになるべく早く避難を開始する必要がありますが、家具が倒れることによって避難開始が遅れたりする等、ケガをしなかったとしても大きな影響を及ぼします。
家具は必ず固定しましょう。
※家具は「倒れてくる」だけではない!低い家具も固定する方がいい理由
ケガのもとになるのは倒れてくる高い家具だけではありません。低い家具は倒れずにそのままの状態で移動します。
高くないからと油断せず、固定しましょう。
3.避難場所や家族の合流場所を話し合い確認しておく
日頃よく行く場所に近い避難場所や、家族が合流する場所を予め話し合って確認しておきましょう。
被災した場所によっては、合流場所に到着するまでに時間がかかることも考えられます。
あらかじめ家族と待ち合わせる時間を具体的に決めておくと良いでしょう。
令和3年5月に災害対策基本法が改正されたことに伴い、避難情報が新しくなっています。
警戒レベル5「緊急安全確保」は、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。
警戒レベル4「避難指示」までに、
危険な場所から全員が避難することが大切です。
※避難に時間がかかる高齢者や身体の不自由な方は、警戒レベル3「高齢者等避難」で避難しましょう。
また、主に市区町村から出される「警戒レベル」のほか、気象庁等から出される、河川水位や雨の情報等を警戒度別に分類した「警戒レベル相当情報」もあります。